この二十数年、とても複雑な出来事がありました。

その都度、事情を知る友人から「再リリースは見送ったほうがいい」とアドバイスを受け、その間ほぼ「封印」状態にあった・・・それがこのバンドです。

詳しい事情は書きませんが、知らないかたは文面からお察し下さい。アナタの想像力にゆだねます。

何度も何度も絶望しては立ち上がり、その道のプロでもある友人のアドバイスに従い、様子をみながら１年、２年、５年、１０年・・・運が向いてきたタイミングで、ようやく去年から楽曲を再リリースできるようになりました。

たくさん悩んで病気もしました。何度このバンドを切り捨てて「最初から存在しなかったことに」しようと考えたか。

恐らくこういうことで悩んでるミュージシャンは多数いらっしゃると思います。表沙汰にならないだけの話です。

芸術家肌や天才肌の方々は繊細ですから、一人で悩みを抱えて活動自体を辞めてしまう場合も多々あります。

ですから、リリースできた時の感動および解放感に満ちた清々しい気持ちは一生忘れないでしょう。